世界の終わりとハードボイルドワンダーランド 2008/04/29 (Tue)

一読後の感想


この本は
800ページにもわたる長編小説で
自分は、上巻下巻に分かれている文庫本という形で読んだ。

長編小説どころか小説すらまともに読んでいない僕にとって
最後まで読めるかどうかはかなり不安であったが
電車の中や、家でのまとまった時間を使って、約1ヶ月程度で読むことが出来た。
（はやい人なら1日で読むのだろう）

さて
この小説は
「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」という、二つの物語が
一章一章ごとに、かわるがわる展開していきます

これは
まるで二つの本を読んでいるような感覚で、少し疲れますが、
逆に、二つの話のつながりが読んでいるうちに見えてきて、とても面白いです。

この小説は85年に書かれたものなんですが全く古さを感じません。
時代設定は、おそらく今頃。




うん
なぜ僕がこの本を
800ページにわたる本を
するすると読めたのかを考えてみましたが
よくわかりません

随所にみられる「ほんのりエロス」が
僕の脳を刺激して
先を読ませようとしたのか

「ハードボイルドワンダーランド」の主人公
「私」の性格が
「やれやれ」といった感じで面白かったからかもしれません



とにかく
結末はハッピーエンドと言えるのか分からないし
消化不良のようなものもあるんですが
決して悪い消化不良ではありません。

考えさせられます